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カラフルネット研究発表 色とアロマの関係性

アロマテラピーのエッセンシャルオイルは、どの香りも同一のパッケージで販売しているメーカーがほとんどです。 しかし、私達がお香や香水を購入する際には、そのパッケージの「色」を大きな手掛かりにしています。例えば、<ピンク>→花のような優しい香り <ブルー>→爽やかな香りなどと想像することができます。 そこで私達は「もしアロマオイルのパッケージに色がついていたら、香りがわからない初心者でも選びやすくなるのではないか」と考えました。そして、前述のとおり「色」から「香り」を想像することができるので、逆に「香り」を嗅いで「色」を導き出せるのではないかと推論しました。 実験を元に、各アロマのイメージに合う色を導き出し、私達の推薦色として提案すると共に、色とアロマにどのような関係性がみられるかを、検証することにしました。

キュア・カラー倶楽部 カラーマーケティング研究会 (大山・神田・佐藤(静)・野中)

仮説

*香りと色で共通の作用があるものは、結果に関連性が見られる

「高揚⇔鎮静」「濃い⇔薄い」などは、香りからも色からも共通して感じられる作用です。従って、例えば「元気の出る香り」からは、高揚作用のある赤系の色相や、高い彩度が選ばれるのではないかと考えました。アロマの作用と、色の三属性とには密接な関係があると予想しました。

*香りから具体的な「物の色」が想像されると、その「物の色」が香りのイメージとなる。
香りを嗅いで、「○○のような香り」というように、具体的に「物の色」がイメージされた場合、新たに別の色は想像されずに「物の色」=アロマの色として選ばれるのではないかと考えました。

実験の方法

実験はアンケート形式で行ないました。
10種のアロマ(試香紙につけたもの)を順番に嗅いでもらい、アンケート用紙の各項目に答えていただきました(項目については下記参照)。 20代から50代の男女、34名の方にご協力いただきました。

なお、アロマは時間と共に香りが変化していきますが、今回の実験では時間を完全には統一していません。また、実験は数日間に分けて行なっており、その実験場所はまちまちです(飲食店等、他の香りがするような場所は避けました)。よって結果は、厳密に言えば信憑性に欠けますが、おおよその傾向を表したものとしてご覧下さい。


<アンケートの内容>
1 香りを嗅いでもらい、イメージされる色を配色カード(199、175色)から選んでもらいました。
2 香り 「軽やか⇔濃厚」「落ち着く⇔元気の出る」というスケールで、香りを5段階評価してもらいました。これは「香りと色で共通の作用があるものは、結果に関連性が見られる」という仮説を検証する為の質問項目です。
3 印象 (甘い/爽やか/刺激的/フローラル/フルーティー/ウッディー)という6つの項目の中から、当てはまると思うものに全て○をつけてもらいました。
4 何か連想したもの・上記以外の印象など 「イメージしたものと色が密接に関連する」という仮説を検証する為の質問項目です。
5 好き・嫌い その香りが好きか嫌いかを、任意で答えてもらいました。

実験結果


調査結果から得たもの
    マケ研からの
推薦色
色相 明度 彩度 軽い

濃い
元気が出る

落ち着く
感情
1 マジョラム
ハーブ系
鎮静
lt12 グリーン系   中彩度 軽い   爽やか
ウッディー
爽やかさを感じさせるグリーン。香りに爽やかさは共通していたものの、その香りのスパイシーさゆえか“深い森”のような印象を受け、深く暗いグリーンを感じる人もいた。
2 グレープフルーツ
カンキツ系
リフレッシュ
v8 オレンジ〜
イエロー系
明るい 高彩度 軽い 元気がでる フルーティ
果実の香りや色として馴染みがある為、結果にもっとも共通性がみられた。イエローの色の持つパワーとも香りからの効能も快活さや消化器系の機能を高める効果とぴったり合う。非常に好まれた香り。
3 ゼラニウム
フローラル系
高揚+鎮静
sf24 ピンク系 明るい 中〜
低彩度
やや濃い 落ち着く  
ゼラニウムはピンク色の花を咲かせる。香りからも色からも女性的な心身のバランスやホルモンバランスを整えるのに効果的。やや濃厚ながらも落ち着くという意見は被験者に女性が多かったことも大きく関係していそうだ。
4 ラベンダー
フローラル系
鎮静・殺菌
b20 紫系     落ち着く フローラル
ウッディー
鎮静効果や殺菌効果で既に幅広く活用されているラベンダー。その植物と香りを知る人はそのまま花の香りが思い浮かぶようだ。濃厚でありながら落ち着くという特徴は色の深く濃い紫にもマッチしている。
5 ローマン
カモミール

フローラル系
鎮静
dk8   暗い 中彩度 濃い   刺激的
ウッディー
結果は色相が様々に分かれ、暗いトーンに集中した。刺激を感じる人が多く、花を原料としている香りだが個性的な香りのようだ。
6 ベルガモット
カンキツ系
鎮静+高揚
v6 オレンジ
黄緑
明るい 高〜
中彩度
軽い やや
元気が出る
爽やか
フルーティー
一般的に紅茶のアールグレイの香りとしてもよく知られ、柑橘系の軽く爽やかな香りは多くの人に好まれる。グレープフルーツに比べ、よりすっきり感が増し、イエロー〜グリーン系をイメージする人も多かった。
7 イランイラン
エキゾチック系
鎮静+高揚
v24 赤紫   高〜
中彩度
濃い   刺激的
甘い
赤紫一色に集中した。甘い花の香りは香水にも使われていて、女性を思い起こさせる。またその強い香りからオリエンタルなイメージを持つ人も多い。
8 サンダルウッド
エキゾチック系
鎮静
dk20 青紫
オレンジ
  中〜
低彩度
軽い   ウッディー
扇子から香る白檀(ビャクダン)の香りは和のイメージにつながる。その穏やかな香りはベージュ系を感じる人も多かったが、深い鎮静効果をバイオレットからも与えるだろう。
9 ティートリー
樹木系
殺菌
p14 グリーン系 明るい 低彩度     爽やか
ウッディー
刺激的
強い殺菌効果を持つティートリー。メントールのような刺激ある香りには、よりすっきり感を与える淡い青みのグリーンで。
10 ネロリ
フローラル系
鎮静
dp8 イエロー系 暗い 中〜
高彩度
やや濃い   刺激的
ウッディー
深い自然を感じさせる香り。イエロー系の中でも深く濃いカーキ色をあげる人が多かった。

まとめ

具体的に連想したモノの色の影響は大きい

香りから色を導き出すときに連想したものの色の影響はやはり大きいようです。大きくみると、柑橘系はオレンジ系、フローラル系はピンク系に多く集中していました。特にグレープフルーツ・ラベンダーは、果実や花の色を選ぶ傾向が顕著にでていました。このことから、五感のなかで、色(=視覚)と香り(=嗅覚)は互いに強く関係していると改めて感じました。

香りから青は連想しにくい!?

全体をとおして、青系の色が少ないことに気づきます。青色は一般に「鎮静」や「清涼感」を連想させますが、鎮静効果のあるアロマからはグリーン系を多くの人が連想したようです。自然界の青(空、海など)に、香りを強く感じるものがないのに対し、緑は木や森の香りを身近に感じられることが影響しているのかもしれません。

効果と色の三属性の関係

元気のでる効果があるといわれるグレープフルーツは「軽やかで元気が出る」と感じた人が多く、選ばれた色は高彩度・高明度、色相はオレンジ〜イエロー系に集中していました。「軽やか」「元気が出る」という香りの作用と、選ばれた色の三属性の作用は一致しています。 しかし、このように共通した意見が表れない香りも多くありました。 鎮静効果が高いといわれているサンダルウッドは、「落ち着く」と感じた人が多く、彩度は低い傾向にありました。しかし明度は意見が分かれ、色相は面白いことに補色の色相【ベージュと紺】がほぼ同率1位で選ばれました。同じ香りでも、人によって感じ方・イメージする色が異なることがわかりました。 今回の調査からは「香りの効果と色の三属性に密接な関係がある」と言える程の結果は得られませんでしたが、それぞれ何らかの傾向は見られました。私達は、結果や作用を総合的に判断し、私達の「推薦色」としてイメージカラーを選びました。

好感度と色

アロマの好き嫌いと選ばれた色の調査の結果は、以下のようになりました。
  香り 共通した特徴
好き グレープフルーツ 明るく鮮やかな暖色系(黄またはオレンジ) 感じた印象:爽やか・フルーティー
ベルガモット
嫌い ローマンカモミール 暗く彩度の低い黄色 感じた印象:刺激的・ウッディー
ネロリ

 

嫌いなアロマについては、「その香りからイメージした色」ではなく、「自分の嫌いな色」を選んだ人もいました。ローマンカモミールとネロリは土臭さを連想した方が多く、万人受けする香りではないようです。

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日時2007年5月20日(日)、6月24日(日)  15:00〜16:00
場所:大倉山(東横線・大倉山駅)
    詳細は、お申し込みされた方にご案内させていただきます。

注意事項:入会説明会は、基本的に  カラフルネットへ入会したい方を対象とさせていただいています。 「話がききたい」「興味本位」の方の参加はご遠慮願いますのであらかじめご了承ください。

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